いろいろあります



矯正と聞いて、どんなことを思い浮かべますか。
普通は、銀色の矯正器具を歯につけて、口を開けるとぎらぎらの器具が見えてると思うでしょうね。
確かにあれは矯正器具の一つですが、あれだけではないんです。

歯並びと言うのは、顎と歯の位置、大きさの調和で成り立っています。
顎が小さいのに大きな歯が生えていたら、歯並びはがたがたです。
逆に大きな顎に小さな歯だったら、歯の間に隙間が出来てしまいます。

歯の位置が前に出ていたら出っ歯になりますし、後ろに下がっていたら、へこんだ顔立ちになってしまいます。
顔の形と歯の位置はとても関係が深いのです。

ですので、一口に矯正と言っても、その方法は沢山あります。

まず皆さんが思い浮かべる、銀色の器具はブラケットといいます。
エッジワイズ法と言って、アメリカで考案された、歯を三次元的に動かす器具のことです。
それ以外にも、帽子のようなものをかぶって顎の成長を促したり、抑制したりする器具や、
入れ歯そっくりの器具で顎を広げたりもします。

矯正を行なう前に、まず診断を行ないます。このときに、頭の骨に対して、ご自分の歯と顎が正しい位置にあるのかどうかを調べます。
顎は正しい位置にあるけど、歯の位置が悪い場合は歯だけを動かします。
顎も位置がおかしい場合は、顎の骨の位置を治します。

歯は顎に入っていますので、その顎がずれてるといけないのです。

何を動かすのかによって矯正の方法や器具は違ってきます。

photo by: allspice1

タグ

痛くないの?



矯正治療は痛いという話を聞きます。
確かに痛みを感じるときもあるのですが、次期は決まっています。
それは治療開始からだいたい一週間くらいですね。

なぜこの時期に痛みを感じるのかと言うと、歯を動かすために骨との結合を緩めるからです。
歯と言うのは骨とゆるくくっついています。
そのくっつきを外してあげないと、歯の移動ができません。

歯に器具をつけて引っ張ると、最初に歯の動揺がおこります。
骨から浮き上がってぐらぐらとしてきます。
このグラグラが歯の移動に大事なのです。

ぐらぐらの歯を引っ張ると、その位置から横に倒れようとします。
しかし隣には歯があるので、少ししか倒れません。
その倒れた分が、最初の歯の移動量になるのです。

じつは、大人と子供ではぐらぐらになる速さが違います。
子供は骨も柔ら無いのですぐに歯が動きますが、大人は骨が硬くなっているので、なかなか動かないのです。
ですから、子供の方が痛みは早く消えます。
大人はなかなか痛みが消えなくて、一週間くらいは痛み止めを飲み続けたという人もいます。

ただ、個人差が大きいので、大人でも全く痛くないと言う人もいます。
どちらにせよ、最初の一週間だけですので、ちょっとがんばりましょう。

子供でもがんばって耐えていますので、大人ならがんばれますよね。

タグ

見た目で得する

 



どんなにかわいい顔をしていても、口を開けて笑ったときに、がたがたの歯を見たら幻滅しませんか。
残念なことに、日本では八重歯がかわいいとする風潮がありますが、海外ではデビルティース(鬼歯)と言って嫌悪されます。

日本に来た外国人に聞いたところ、日本人の口はとても汚いという印象を持つ人が多いそうです。
外国、得に欧米では矯正治療を小さいうちから行なうことが普通ですから、歯並びの汚い人を見ると、知識レベルが低いと思われてしまいます。
海外で矯正治療を行なわないのは、お金が無いか、歯並びに対する意識が低い人だとされています。
つまり、人間のレベルが低いとみなされてしまうのですね。

日本人も歯並びを気にする人は増えていますが、まだまだ海外に比べると意識は低いです。
口元や歯並びを綺麗にすると、見た目で得をするだけではありません。
まず、口呼吸が無くなり、深い鼻呼吸に切り替わります。
脳に新鮮な酸素が送り込まれるので、だるさや眠気が無くなり、就寝時も熟睡できます。
肌の色も良くなり、顔色が改善します。
咬み合わせが良くなるので、顎の力が増して、しっかりとかみ締めることが出来ます。
その結果、脳への刺激が強くなり、意識がはっきりします。
腰への負担も減り、歩いたりしても疲れにくくなるのです。

このように、矯正治療は単に歯並びを改善するだけでなく、肌、脳、全身にまで影響を及ぼすものなのです。

身体の内部から綺麗になれる矯正治療です。歯に自信が無い人はぜひ考えて見ましょう。

photo by: hydropeek

タグ

このページの先頭へ