長いお付き合いです
歯を動かすのは、とても根気の要る作業です。
何しろ一日に動くのは、わずかに数十分の一ミリ程度。
それを少しずつ動かして目的の場所まで誘導します。
途中で邪魔な歯が当たったり、上手く動かなかったりすることもあるので、最初の計画よりも長くなることは良くあります。
計画を途中で大きく変更する必要がでるかもしれません。
人間の身体を扱うのですから、予想外の出来事が起こっても不思議ではありません。
治療期間はあくまで予測だと理解しておいてください。絶対にその期間で終わるということではありません。
また、最終目標が途中で変わることもあります。
歯の移動は順調に行なわれて、歯並びもほぼ改善されたとします。
ではどこで器具を外すのかと言う問題が出てきます。
歯並びが綺麗になったらと言いますが、綺麗になったと言う判断は意外と難しいものです。
前歯のちょっとしたずれや、わずかな段差も気になれば、それを動かさないと気が済みません。
先生が気にするかもしれないし、患者さんが気になるかもしれない。
矯正のゴールは、先生と患者さんが納得したところで終わるのです。
だんだん歯並びが綺麗になってくると、もっと綺麗にしたいと思うものです。
するとなかなか終わりに出来なくなります。
どこで終わりにするのか、治療が順調に進んでいる段階で、先生とお話をしておきましょう。
そうしないと、いつまでも終われなくなりますよ。
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2014年12月18日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:矯正治療の流れ