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痛いのは一週間
よく、矯正治療は痛いと言われます。
それは治療の方法によって違います。
入れ歯タイプのものでも、ワイヤーでも、痛みを感じるのは最初の一週間だけです。
この時期、歯は矯正力を受けて骨から浮き上がります。
骨と歯をくっつけてる歯根膜と呼ばれる組織が緩み、歯が動きやすくなります。
この、浮き上がるときに多くの人が痛みを感じてるようです。
完全に浮き上がってしまうと、痛みは殆どなくなります。
あとは、矯正力の強さによります。
歯を動かすときは、まずとても弱い力で動かします。
弱い力で、歯根膜と骨の結合を緩めるのですが、この時に強い力を使うと歯が抵抗します。
それを無理に動かそうとして、さらに強い力をかけると、かなり痛むのです。
最近の矯正では、あまり強い力で動かすことは殆どありません。弱い力から初めて、徐々に強くしていきます。
そうすると、痛いのは最初の一週間くらいで消えて、あとは楽になります。
ただし、歯が骨から浮き上がっているので、物を咬むと沈んで痛みを感じる事があります。
夜中に痛みで目が覚めたと言う人も、昔はいましたが、今はそんなにひどい痛みが出ることはありません。
そのほかに痛みの原因となりそうなのは、よくあるのが、ワイヤーの端が頬に当たって傷になってるケースですね。
これはワイヤーの端を切り落とせば治ります。
それ以外で、矯正中に痛みを感じることはまれです。
もし痛みを感じるのであれば、それは何かしら問題があるかもしれません。
かならず先生に相談しましょう。
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2015年4月19日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:矯正治療の流れ
どっちでやりますか
矯正の方法には、大きく分けて二種類が存在します。
アメリカで開発された抜歯矯正法と、ヨーロッパが主流の非抜歯法です。
日本は、矯正をアメリカから輸入したのでアメリカ方式で行なう先生が多いですが、ヨーロッパ方式も最近は増えてきました。
歯を動かすとき、必ず空間が必要になります。
動かしたいと思う歯の横や前に隙間を作って、そこに歯を移動させていきます。
アメリカ式では、空間を作る方法として抜歯を行ないます。歯を抜けば空間が出来ますよね。
ただし、顎の大きさを考えていないので、全体に小さな歯並びになる欠点があります。
ヨーロッパ方式は、空間を作るのに顎の骨を広げます。
歯並びが悪くなるのは、顎の成長が充分でないので空間が少ないと考え、顎を広げて空間を作り、そこに歯を移動させるのです。
抜歯をしなくて良いのですが、空間を作っても歯がきちんと移動してくれない可能性もあります。
また、どんな場合でも抜歯を行なわないわけではありません。
日本人は顎の成長が悪くて歯並びがひどくなる傾向があるので、本当は非抜歯が良いのでしょうけど、
それでも間に合わないくらい顎が小さい人が多いですね。
顎を広げつつ、抜歯も行なう方法が良く行われています。
矯正の先生がどちらを行なうのかは話を聞いてみないと分かりません。
矯正治療は保険が利かないので、高額になります。
始める前に、まずは相談を受けましょう。無料相談を行なってるところも多くあります。
そのときに矯正方法についてよく相談をして下さい。
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2015年3月18日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:矯正治療の流れ
先に行っておくべきこと
矯正の治療は、いきなりできません。
診療所に行って、診断してもらって、
”はい、明日からやります”
とはならないんですよ。
まず、矯正治療中は虫歯の治療が制限されます。
できないわけではありませんが、先に治しておくほうが簡単です。
歯を動かすのに邪魔になる親知らずのような歯がある場合は、先に抜歯します。
金属の入ってる歯で、形の悪いものは治します。
矯正の治療期間は長期になりますので、その前にできることを全て行なっておいてください。
先生から、何をしなければいけないか説明がありますから、良く聞いておいてください。
親知らずは、全て抜く場合と、見えてるところだけ抜く場合があります。
骨の中に深く埋まってる場合は、あまり影響が無いのですが、浅く、一部が見えてる場合は、前の歯を強く押していたりします。
その力が矯正の邪魔をするので、抜歯するのです。
抜歯は一般歯科での治療になります。
紹介状を書いてもらって抜歯してもらってください。
注意点は、矯正治療に伴う抜歯は自費になるということです。
だいたい3000円くらいが必要ですが、これは診療所によって違うので最初に聞いておきましょう。
そのほかのむし歯や歯周病の治療は保険適応です。
矯正の治療中にむし歯が痛くなって、矯正ができなくなったり中断したりしないよう、最初に全て治しておきましょうね。
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2015年2月16日 | コメント/トラックバック(0) |
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